
齋藤 雄
サイトウ ユウ
名古屋オフィス
2008年10月の転職コラム
2008年10月22日
のどかな自宅周辺の稲刈りも終わりつつある秋本番、紅葉の季節に突入ですね。
さて、今回もスポーツネタにこだわっていこうと思います。
皆さんは、スポーツの世界における『外国人枠』って、聞いたことありますか?プロ野球、Jリーグ、バレーボールなど、球技のチームスポーツ中心に、よく耳にする言葉です。
いわゆる“技能が高く、チームの弱点を補う為に重要な戦力になる”と見込まれ、多少高い年俸を支払ってでも採用したい外国籍の選手(助っ人外国人)を試合中に同時にプレーさせることができる制限になります。
そんな外国人枠を巡るお話ですが、現在のJリーグでは、1試合において外国人選手を3名まで同時に起用できます。優れた選手が揃う事で戦力がUPし、勝利に近づく以外に、見るものにとっても高いレベルを楽しめる為に面白みが増し魅力的であります。
そこに来年以降、制度変更が決まりました。
内容は、『アジア枠』が特別に設けられアジア地区の選手については、外国人枠に含まれず、1名を起用することが可能になるとの事です。
例えて言えば、韓国の優秀な選手を1名契約し、他外国人枠3名と併せて同時に4名を起用することができる訳です。チームの成績向上、及びリーグの活性化から収益をあげる狙いが含まれる今回の制度改定は、見ている側とすれば、更にレベルUPした内容に期待を寄せます。
ところが一方では、こんな見方があります。これまで試合に出場していた日本人選手が出場できなくなる可能性が高く、職を失う選手も出てくるという事です。実力あるものだけが残る厳しいプロの世界では当然かもしれませんが、試合に出ることで技能を高め成長する若手選手にとっては貴重な経験が積めない為に、日本人全体のレベル低下につながるとも言われております。
日本の産業界・企業においても似た現象が起きています。外国人就労者に頼る部分が大きくなり、医療・介護の世界においても例外ではなくなってきました。また、事務処理業務、データー入力など、これまで派遣会社に依頼されていた部署が、中国を始めとするアジア諸国に拠点を移し現地の方々を採用するなど、ドーナツ化現象が広がりつつあります。様々な課題・問題が混在する為に一概には語れませんが、コスト削減・効率化・日本人の労働力低下などを考えると、活かせる力をフル活用していくことは当然かもしれません。
ますます取り巻く環境が厳しくなる中、どの業種・職種においてもプロとしてのレベル向上を常に意識し、あらゆる事態にも対応できる恒常的な努力が必要であると、改めて強く思う今日この頃です。
年功序列が崩壊した今日では、自身の強みを明確していくキャリア形成が益々必要であると思います。是非、実り多い転職活動にしていきましょう。