
渡辺 重治
ワタナベ シゲハル
名古屋オフィス
2009年4月の転職コラム
2009年4月23日
先日、オアシスというロックバンドのコンサートに行ってきました。
会場には老若男女幅広い層のファンが集まり、特に10代の若者が多く、
このバンドの長く充実したキャリアがうかがえました。
当然のことながらCDで聞くよりカリスマを感じるヴォーカルで、
大満足できたコンサートでした。
問題はオアシスの前に出てきた前座です。
ああいうのはパンクというのでしょうか、
私はあまり好きなジャンルではないので良く分からないのですが、
とにかく力任せで騒々しいバンドでした。
メロディも何もなく、ただひたすら大音量。
私のズボンの裾は重低音に合わせてパタパタ揺れていました。
少なくとも私の周りの観客でノッている人はいませんでした。
「いったいオアシスはいつ出てくるんだ?」
あの時、我々ファンの気持ちはひとつになっていたと思います。
大音量に耳が慣れてくると、私はあることに気がつきました。
その前座バンド、やたらと日本語が上手いんです。
「次ハ○○デス」
「次ノ曲デ最後デス」
後のオアシスが日本語のMCをほとんどはさまなかっただけに、
前座の彼らの日本語の上手さは印象に残りました。
特にラストの曲が終わった後、
ドラムがスティックをポーンと放り投げて、一言、
「アリガトウゴザイマシタ。オ疲レ様デシタ」
ペコリと一礼。
これには感動しました。
いや、たしかに疲れたけど、君たちにそう言われると・・・。
くすぐったいくらいに見事な日本語でした。
そして裏方のスタッフと一緒に楽器や機材を片付けはじめたのです。
自分で放り投げたスティックも、けなげに拾い集めております。
私はその姿を見ていて「このバンドはいつかビッグになる!」と確信しました。
どんな世界でも人間性は大切です。
今はスキルが追いつかなくても、その一生懸命さはいつかは報われます。
転職の世界でも、
書類選考時にあまり期待されてなかったのに、
面接で他の候補者をゴボウ抜きする事は多々あります。
私は、この日見た前座バンドをこれからも見守っていこうと思いました。
しかしバンド名を忘れました・・・。