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渡辺 重治(ワタナベ シゲハル)
の転職コラム

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10年以上使いたおしたアイロンがついにこわれました。
新しいアイロンを購入して、使ってみて驚きました。

とにかく軽いんです。
スーっとすべるようにスムーズに動かせるのです。
布地との接地面にほとんど摩擦を感じません。
アイロン自体は結構な重量なのですが、その重さを感じさせないスムーズな動き。
勢い余って放り投げてしまったくらいです。

例えるならば、カーリング競技でアイスの状態を読み違えて、
ストーンを大きくオーバーランさせてしまったような、
そんな感じです。

見てみると、底部の熱くなる部分が銀色の鉄板ではなく、
なにやら白くコーティングされております。
このコーティングがすべりの良さの秘密なのでしょうか。
グイグイと力まかせにアイロン掛けしていたのがウソみたいです。
ものすごい技術の進歩です。


バンクーバーオリンピックが佳境に入っておりますが、
選手たちが使う道具にも、様々な技術の進歩や職人の技が反映されているようですね。

例えば、スケルトン競技のソリですが、
普通、大手メーカーが作るソリは一体成形型だそうですが、
越選手のソリはたくさんのパーツで構成された組立型だそうです。
その時々のコンディションに合わせてパーツの硬さを変更できる設計になっているのです。
組立型なのでパーツ同士の噛み合わせが甘いと、競技中に分解しかねません。
そこで越選手のソリは専属の町工場の職人さんが、
ピッタリと部品同士がかみ合うように、
コンマミリ単位の金属加工で仕上げているとの事です。

スピードスケートでメダルを取った長島選手と加藤選手のスケート靴は、
コーナーをスムーズに回れるようにブレードが微妙に曲がっているそうです。
曲げすぎると直線部分でスピードが出なくなりますので、
非常に繊細な加工技術が必要です。
両選手の所属会社は精密機械メーカーの日本電産サンキョーです。
そのハイレベルな金属加工技術が、メダルを取ったスケート靴に集約されているとの事。


「いろいろな人の支えが合ってここまで来れた」
バンクーバーで活躍している選手たちが
インタビューでこのように答えているのが印象的です。
技術を進歩させているのも、技術者の方々の情熱と苦労の結晶。
毎朝スイスイとアイロン掛けしながら、感慨深い今日この頃です・・・・。


PS
二人乗りリュージュ競技を見て、
某コンビ芸人の「幽体離脱~ぅ」のネタを連想したのは
私だけではないはずです。

PHOTO:渡辺 重治

渡辺 重治

ワタナベ シゲハル

名古屋オフィス

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