
鳴滝 慎司
ナルタキ シンジ
大阪オフィス
2008年11月の転職コラム
2008年11月19日
皆さんは、従来の表面的な情報だけで「これはこういうものだ」とか「この人はこういう人だ」と勝手にイメージしていたことが、何かの出来事でその本質を知ったことで、その認識が180度変わってしまったという経験はないでしょうか?
私は先日、まさにそんな経験をしました。
私の自宅周辺ではたまに狸が出没します。とくにこの季節は冬に備えるために、餌を求めて住宅地でもよく見かける時期です。警戒心の強い動物ですから、日ごろは道端の遠めに見かけることが多く、その愛らしい風貌から私の家族は「狸=愛玩系の動物」という目線で眺めていました。なぜ過去形の表現なのかと言うと、先日そんな認識を180度変えてしまう事件が起こったからです。
ある日帰宅すると、家内から、ついに狸が道端でなく自宅の庭に出没したとの話がありました。そのときはそれで話は終わったのですが、明くる日に庭であるものを発見してから、我々家族の狸に対する価値観は一変することになります。息子のサッカーシューズが見事に喰いちぎられていたからです。かなり厚手の皮生地にも関わらず、その歯型は明らかに鋭利な牙を持つ獣のものでした。
なるほど、よくよく考えれば、狸という漢字は里に住む獣という構成ですし、昔話などに登場する狸には、人をだましたり、恐ろしいものの偶像であったりと、決して愛玩動物のイメージはありません。
こうして、この日を境に我が家では「狸=凶暴系野生動物」という認識になった訳です。
転職活動においても、求人企業のHPの情報や今までの既成概念だけから「この企業はきっとこんな会社だろう」とか、「この仕事はきっとこんな内容だからマッチしないだろう」とイメージしたことが、実際に生の声を聞いてみてその認識が180度変わったというケースに良く遭遇します。
我々自身も、求職者の方をお会いする前に、経歴から勝手に想像していた人物像と、実際にお会いしてお話したイメージが全く違った(とくに良い意味で)ということは結構あります。
求める情報の本当の姿を知るためには、やはり生の姿を自分の目で確かめるに尽きます。そのためにはまず自ら行動を開始することが大切ですね。