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鳴滝 慎司(ナルタキ シンジ)
の転職コラム

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2009年4月の転職コラム


先日、こんなニュースを見ました。 

中学のフットサル大会で、あるチームのコーチが、予選リーグで生徒にわざと大量失点で負けるように指示し、なんと連続オウンゴールにより、0―7で大敗させたというニュースです。
このチームは、予選リーグ突破が既に決まっていて、勝って1位通過すれば相性が悪いチームと決勝トーナメントで当たる可能性があったらしく、コーチは2位通過で別のブロックに入るよう故意に大敗を指示したという背景です。
ただ、話はそれでは終わらず、そのチームは、結局は準々決勝で敗れたという悲劇の結果に。 

そのコーチは勿論「優勝させたい一心で・・・」と話していたそうですが、このチームの生徒たちの無念は想像に耐えません。さらには、わざと“勝たされた”相手チームに対する敬意もまったく存在しない、指導者としては失格の判断であったと思います。当然、この指導者は、しかるべき機関から罰則をうけたとのことです。 

ちょうど、先日のWBCの仕組みと同じで、予選突破を決めた韓国チームが、日本との順位決定戦で、あたかも、決勝トーナメントで米国とあたるのを避けるように、全力投球してこなかったあの試合を思い出します(真実は分かりませんが)。
その韓国チームの最終結果もご存知の通りです。 

よく勝負事には常にベストを尽くすべきといわれますが、まさにこれらのエピソードはそれを実感させられるものでした。自己の利益のみを追求し、それが歪んだ結果として力を抜く。それは勝負の相手方への敬意を全く無視することにもなり、仮にそのような姿勢で勝負に臨むなら、最終結果は決して満足いくものにならないという実例です。 

このチームの生徒達も、オウンゴールの試合がなくて、全ての試合で全力を尽くした結果が同じ準々決勝敗退なら、悔いはなかったことでしょう。 

ビジネスの場面でも、転職の場面でも、何らかの勝負に挑むとき、常にこのことは教訓としたいものです。