
鳴滝 慎司
ナルタキ シンジ
大阪オフィス
2009年7月の転職コラム
2009年7月16日
求人情報を検討するとき、必要条件や待遇面、企業概要など、“表面的”な情報に注目していないでしょうか?
今回は、転職の際、本質的に注目すべき情報は他にあると気付くことのできた事例を紹介します。
先日、私が担当した方が入社決定したクライアントへ訪問する機会がありました。募集時に求人ヒアリングのために訪問することはあっても、採用決定の後で、人事側からその方に決めた要因を直接聴ける機会は意外に少ないもの。その意味でも大変貴重な話が聴けました。
今回の選考の過程で、実は、募集職種の経験値だけで言えば他に適任者がいたそうです。
ところが実際に面接をしてみて、今回我々からご紹介した方の評価が完全に逆転。
その決め手となったのは「今回の募集ポジションに秘められたミッションの理解度」だったそうです。
他の近い経験を持った候補者は逆にそこは盲点であり、ただ単に「今まで経験したことがそのまま活かせます!」と志望動機を語り、アピールをされたのだと想像します。
逆に今回採用決定された方は「この仕事に求められるミッションはこんなことだろうから、そんな仕事がやりたくて応募しました。その使命に自分ならこう応えていけると思います!」という切り口だった訳です。
それでは、求められるミッション(使命)を知る、もしくは限りなくリアルに想像するためにはどうしたらよいでしょうか?
中途採用の場合、間違いなく企業側には「募集する理由・背景」が存在します。皆さんに「転職する理由」があるのと全く同義です。まずはこれを知ることです。 これが分かればその使命も想像がつきます。
それ以外には、募集採用ポジションの社内での位置付け、部署のメンバー構成、その会社自体の業界の中での位置付けや経営ビジョン(HPの経営者コメントや会社沿革など)などの情報もヒントになります。
勿論我々エージェントがいればその大部分は事前に知ることができますが、事前に分からなかったとしたら、面接でストレートに「今回の仕事で求められる使命は何でしょうか?」と直接聴いてしまえば良いのです。
応募するポジションに求められるミッション(使命)は何か?これをしっかりイメージして選考に臨まれることを、確信をもってお勧めします。