
鳴滝 慎司
ナルタキ シンジ
大阪オフィス
2009年11月の転職コラム
2009年11月18日
唐突ですが、変速つきの自転車に乗っているとして、上り坂に遭遇したら、どうしますか?
先日、“関西サイクルスポーツセンター”にて、文字通りのスポーティなサイクリングコースに家族でチャレンジしました。
日頃から自転車に乗る習慣のないメタボな私が上り坂にさしかかった時に、変速ギアを思いっきり「軽く」したのは言うまでもありません。
ところが、やたらペダルを漕ぐ回転数が増えるだけで一向に前に進まない・・・。
そのカッコ悪いオヤジの脇を中学生くらいの少年が一番「重い」ギアにして、グイグイとカッコよく抜かしていきました。
これこそが、楽な選択をした者と、しんどいが堅実な選択をした者のウサギとカメのような顛末なのでしょうか。
論理的に考えれば、上り坂だからこそ、車輪に自分の本来の力がしっかり伝わる重いギアでの漕ぎ方が一番効率良いはずです。
たしかに、AT自動車でも上り坂では、低い(重い)ギアに入ります。
前回の五輪での北島康介選手の有名なエピソードを思い出します。
準決勝まで思うようなタイムが出なかった北島選手の前半50Mのストローク数はたしか18か19。
これは彼にとっては、まさに上り坂で変速ギアを軽くしたような、本来の実力が発揮できていない状態。
そこで、メダルをかけた大事な決勝前にコーチが掛けた一言が勝負の分かれ目に。
「勇気をもってゆっくり泳げ」
そのアドバイスを忠実に実行し、決勝では16ストローク。これは通常よりも反って遅めのストロークだったといいます。
そして、その結果はご存知の通りです。
我々を取り巻くビジネス環境も、相変わらず上り坂ではありますが、目先の楽を追って軽いギアにするのは疲弊するだけです。
こういう時こそ、しんどいけれども、本来の力を発揮できる重たいギアでなんとか登り切りたいものです。
・・・ゆっくりだけど、結果は世界新記録(=自己ベスト!!)