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鳴滝 慎司(ナルタキ シンジ)
の転職コラム

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2009年12月の転職コラム


最近、某大手製紙メーカーの興味深いエピソードを耳にしました。

有名なティッシュブランドを持つこのメーカーは、数年前からこの商品の売上げの一部と、広告費予算の一部を節減し、ある東南アジア途上国の小学校のトイレ設備の設営や給排水設備の設営活動に充てているそうです。 

興味深いのは、さらにその先にあった副産物で、そのブランドの売上げは業界全体が厳しい業績の中、堅調に保っているそうです。
確かに、毎日使うティッシュ・トイレットペーパーで間接的な貢献が出来ると思えば、購買意欲を掻きたてますし、企業側も長期的には、その国の紙に関するマーケット開拓にも繋がります。
結果的に、「急がば廻れ」の戦略が功を奏しているようです。

企業の社会的責任(CSR)が重要視されるようになってから、これに近い事例はちょくちょく耳に入るようになりました。 どうやら、会社や商品を広告宣伝する方法や概念そのものが変わってきているようですね。 


そう言われてみれば、私が関わっている企業の採用活動にも、そういったスタンスの変化がリンクしているような気がします。

例えば、書類選考や面接で、以前はやたら「過去の数値的な実績」を評価していた企業が、
最近では、「どのような理念と姿勢をもって仕事に取り組んできたか」を重視するようになったとか・・・。
また、中途採用選考ながらも原点に立ち返り、応募者の「考え方」や「胆力」など測るような、論述検査やSPI検査を選考過程に組み込む企業が増えたような気がします。

ひょっとしたら、どの企業も、「数字が大きければ価値が高いパフォーマンス」という発想から、
前述のような「企業理念」にマッチした「人間力」、結果、それが会社の利益を生むという考え方にシフトしているのかもしれません。 


・・・ちょっと大袈裟な物言いになってしまいましたが、私自身が、そんなことを気付かされたエピソードでした。 
やはり、日頃から、自分の人間力を磨く努力を欠かしてならないですね。

新年の目標はそんなテーマで何か考えておきたいものです。