
鳴滝 慎司
ナルタキ シンジ
大阪オフィス
2010年1月の転職コラム
2010年1月18日
先日、テレビである地方のローカル航空会社の特集を見て、勇気づけられた話があります。
そのローカル航空会社は、2年前、地元空港の開港と同時に設立されたばかりで旅客機は2機のみです。 地域貢献が大きな事業目的ですが、私は何よりも「身の丈にあった適性サービス」というコンセプトと、それに順じた社員の取り組み姿勢にすごく共感しました。
小廻りの効くコンパクトな体制だからこそ出来る、地方と地方を結ぶというニッチルートの空路を見事に確立し、その空港では2番手の売上げを誇るそうです。
そんな航空会社に、設立2年目にして早くも大きな転機が訪れます。
事業再生中の某大手航空会社が採算性の問題からその地方空港から撤退することに。 その空港の存続自体が危ぶまれる中、地域の為に少しでもその穴埋めをしようという方針を決断。旅客機も増やし、早々に増便していく計画だそうです。
当然、簡単なことではありませんが、この会社の「存在意義」を貫いたすばらしい決意です。
加えてこの意思決定の早さと実行力も大手にはない独自の強みです。
「会社の本来の目的=存在意義」と、「身の丈に合った適正なサービス」を貫いてきた結果、大きなビジネスチャンスが訪れた!ということです。
私がいつも大事にしている言葉のひとつに「計画された偶発性」というある学者の言葉があります。
一見、偶然(外的要因)に見える出来事も、実は自分が今まで培ったことが招いた自発的出来事であると捉えることで、ポジティブにその外的要因の出来事に取り組める。 その偶然を必然として呼び込むためには、日々の仕事に計画と理念をもって一生懸命に取り組む姿勢がとても重要というキャリア論です。
この会社の社員や旅客機クルーの働きぶりは、まさにそれを伺わせるものでした。
残念ながら、まだ関西との空路のない会社ですが、今後機会があれば是非利用したいものです。