
佐々木 哲人
ササキ テツト
首都圏オフィス
2009年7月の転職コラム
2009年7月27日
今月末に引越しすることとなり、それを機に10年程共に暮らしてきた冷蔵庫と洗濯機を買い換えようと思い、先日某大手電気店に行って来ました。
引越し先の間取り、内装が少し変わっており、背の高い冷蔵庫や洗濯機はNGであった為、部屋に見合うものを探していると近づいてくる壮年の店員さん。
「どのようなタイプをお探しですか?」と聞かれたので、「乾燥機付きで単」
「なるほど、それならこちらはいかがでしょうか」と4人家族でも大丈夫!的な大きな洗濯機を自信まんまんに勧めてきます。
「この洗濯機はなんたらかんたら・・・」と得意げに説明しはじめます。
いえ・・・私の要望最後まで言えてませんし・・・。
「乾燥機付きで単身者が使うくらいのコンパクトなもので、高さ1m以下のものを探してます」と言いたかったんです。
マシンガントークで押してくる店員さんを何とか抑え、冷蔵庫売り場へ。
すると先程の店員さんが颯爽と再登場し、
「冷蔵庫ですか~。こちらのタイプは自動製氷が出来て便利ですし、チルド、冷蔵、冷凍の3段に分かれてうんたらかんたら・・・。こちらのタイプはエコポイントがついていて両開きでなんたらかんたら・・・。」
すいません、自動製氷もエコポイントもいらないんです。サイズを絶対条件で探してるんです。
結局当日は購入せず、後日他店にて購入しました。
おそらく経験豊富な店員さんで長年の勘・経験から、このお客さんはきっと3人家族くらいで、将来を考えて広めの部屋に引っ越すんだろう、とか私のニーズを詳細に把握しようとせず、自身の想像から「こうに違いない」というスタンスで勧めてきたのでしょう。
このようなスタンスは我々キャリアコンサルタントも陥りがちなものです。志向を無視し、キャリアだけを見て、あなたはここにいくべきだ!というもの。
私は自己実現が叶った転職こそが、転職成功と言えるものだと考えております。
乱暴な言い方をすれば、キャリアダウンになったとしても、叶えたかった事(例えば家族との時間等)が実現出来たのであれば、それは成功だと思うのです。
叶えたい事は千差万別。その方が何を一番大切にしているのか、それが分からない限りはベストマッチングを生み出す事は出来ません。
キャリアコンサルタントが介在する意義を再認識し、今後も傾聴力、コンサルティング力を磨き、より良い転職をサポートしていきたいと思うのでした。