転職において、最終的に判断を下すのは自分自身であることには違いありません。
但し、やりたい仕事内容に合致しているとか、知名度のある会社で関心が高いという
判断要素以外に、ご家族のことで会社選びの軸が変わってくることがあります。
年齢を重ねてくれば、子供の養育費や転校・住宅ローン・親の老後など、何らか転職に
影響を与える要素が増え、実際にそうした状況の変化が転職のきっかけになる場合も多いでしょう。
私は面談の際に、既婚の方と自ら結婚を考えている人がいることを教えていただいた方には
必ず、転職活動のことについてお話しているかどうかについてお伺いしています。
「まだ、話していません。転職となると心配するので…」
「全て話しています。やりたい仕事だったら、自由に決めてよいと言われています」
みなさんの回答は千差万別ですが、早い段階で奥様や旦那様、結婚を考えている相手(パートナー)と、
転職についてじっくりお話しすることをお勧めしております。
ご本人は任される仕事内容に面白さを感じ、会社の成長性にも期待できると非常に前向きで
いらっしゃいましたが、最終段階で現状より30万円のダウン(730万円→700万円)の年収提示を
受け、それがパートナーの同意を得られず、転職を断念されたケースが過去のケースでございました。
30万円が高いか低いかはケースバイケースですが、この方の場合には、50万円くらいまでであれば、
スタート時にダウンしても、入社後に長く勤め、数年後には年収が現状以上になる青写真が
描ける企業風土であり給与規定であれば構わないというのが一貫した意見でした。
しかし、彼はパートナーとじっくり向き合って話すことはしなかったため、結局現職に留まることを選択されました。
転職は自分自身だけでなく、年収や勤務地のことで、パートナーや家族にも大きな影響を与える
人生でそう何度もない「決断のとき」です。
早い段階でご自身の想いを伝え共有することで、「転職」における自分の想いの強さや優先順位が明確化され、
もっといえば現状を変えるために、「転職」という手段自体がベストなのかが分かると思います。
転職は縁とタイミングといいますが、知らぬ間に自分に近づいているビッグチャンスに気付くためには、
積極的に求人情報をチェックしたり、面接を受けることよりも、パートナーと仕事についてじっくり話して
みることが意外に重要なポイントかもしれません。