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山本 倫儀(ヤマモト ノリヨシ)
の転職コラム

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2009年1月23日

叱ってくれた大人

親以外でしっかりと叱ってくれた人として真っ先に思い出すのは、
小学生のときのサッカー少年団の監督です。 

挨拶はもちろんのこと、ボールやスパイクを大切にすること、
試合の時にはスポーツ飲料ではなく麦茶を持ってくること、
スパイクは5,000円までと当時は正直、うるさいなぁと思うこともしばしばでした。 

特に覚えているのが、父の知り合いからもらったチケットで、
大人数を引き連れてサッカー観戦に行ったときのことです。
子供ながらに自慢したく、
「自分の父親のおかげでこの試合が観られるんだぞ」
といったたぐいのことを話した瞬間、

「そんなことをいったら、おまえの父親は悲しむぞ」と
それは楽しい観戦前のテンションが一気に下がるくらい叱られました。

「なんでそんなに叱られなきゃいけないんだよ」と、やり場のない怒り
(でも監督は怖いからそんな気持ちは表に出さず)が
ずっと心の隅にあった気がします。 


大学生の頃だったか、何かのきっかけかで、ふとこのことを思い出したとき、
あそこでしっかりと叱ってくれた監督の勇気ってすごいし、感謝したいと
しみじみ思うようになったのです。 

そして子供を持つ世代になった今、その感謝は尊敬へと変わってきました。
なぜなら、他人の子供を叱ることがいかに難しいか身を持って感じることが
多くなってきたからです。

叱った子供にどう思われるか…、
叱る本当の意味は通じるか…、
その親たちはどう思うだろうか…、
ごちゃごちゃ考えている間に、ベストなタイミングを逃してしまいます。 

あの時私のほんの小さな一言を聞き逃さず、ベストなタイミングで
叱ってくれた監督は、私が大学生の頃には、こちらが恐縮するくらい私を
一人前の大人として扱ってくれました。いつも怖い印象があった監督が
自分を対等に扱ってくれることが、逆にこそばゆい感じでした。 


親じゃないからこそ伝わるメッセージがあると信じて「近所のうるさいオヤジ」を目指します。
タイプとして古臭いですが。