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山本 倫儀(ヤマモト ノリヨシ)
の転職コラム

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2009年4月の転職コラム

~情けは人のためならず~
「情けは人のためではなく、自分のためだから一杯かけておきましょう」

誤用が多いと知ったのは大学受験の浪人中だったと記憶しています。
この言葉を久しぶりに脳みその奥の引き出しから引っ張り出してこられたのは、
ここ数年で仲良くなった大学の同期の転職活動の顛末を聞いたからかもしれません。

彼女は大学を出て大手アパレルメーカーに就職するも、30歳になる前に
予てからの希望である海外生活の夢を実現するために3~4年を海外で過ごし、
帰国後は著名なスポーツ関係者の事務所で、幅広く仕事をしていました。

今回相談を受けたのは、転職サイトや人材紹介会社に登録してはみたものの、
軒並み年齢や転職回数が理由で書類が通過しない現状に落胆している頃でした。
近しい関係だからこそ職歴の詳細は知らないので、一度会って話そうと思いながら
少しばかり時が経ってしまったと感じていたとき、彼女から新天地が見つかったとの
連絡が来ました。

その職場は、学生時代に体育会運動部に所属し、英語を海外で学んだ彼女に
ぴったりの職場でした。
彼女がどうやってその職場を見つけたかといえば、大学時代には学年で重なら
なかった後輩からの紹介だったのです。

彼女のキャラクターは、サービス精神が旺盛で、人がちょっと敬遠しそうなことも
率先して、尚且つさわやかにさらっとこなしてしまうタイプでした。
そんな彼女が仕事探しにSOSを出した瞬間、メーリングリストには、彼女が欲しいと
思っている情報がどんどん集まってきました。

時に彼女の献身的な動きを尊敬しつつも、そこまでは自分にはできないなと
感じていました。しかし、こうして困ったときに手を差し伸べてくれる人たちが
続々と現れた実情は、その場面に応じてきちんと情けをかけておいた成果だと
思いましたし、一定年齢以上の転職活動のお手本を見た気もしました。