
山本 倫儀
ヤマモト ノリヨシ
首都圏オフィス
2009年5月の転職コラム
2009年5月20日
転職において英語のスキルがあれば選択肢が増えるのは事実です。
しかし、その英語が実は少しやっかいな存在で、次のようなやり取りを
面談中にすることがございまして…。
登録者Aさん:
「せっかく留学して、TOEICスコアも700点代にのせたのだから英語を
使える仕事以外はやりたくありません。」
→Aさんは1年間の留学経験があり、帰国後2ヶ月が経過していますが、
なかなか活躍の場が決められずにいます。
登録者Bさん:
「英語は昔から苦手意識があるんですよ。たまにメールを読むことが
あるだけって、いくら言われても、卒業以来全然英語なんて使ってい
ませんから。とにかくダメですよ、英語を使う仕事は。」
→英語スキル以外の条件は、ほぼ全て満たしており、年収アップも
狙える求人をBさんに提案していますが、
「英会話学校にお金を払っていくより、英語スキルを上げるチャンスでも
ありますよ」という私のコメントも、残念ながら心に響かない様子です。
正反対と感じられるこの2つの事例ですが、実は原因は同じで、
日本人のDNAにいつのまにか組み込まれてしまったのかと
訝るほどの「英語」についての想い違い・勘違いが根底にあると思います。
英語はあくまで仕事上のツールであり、そのツールを使って仕事を
広げていけるかどうかは本人の捉え方次第であり、頑張り次第です。
TOEICが900点を超えていても、交渉が多い仕事で自分の言いたいことが、
きちんと伝えられなければ意味がないですし、逆にTOEICを受けたことがなくても、
辞書を引きながらメールで正確な内容が伝えられ、また単語をどうにかつなぎ
合わせ、ボディランゲッジも使い意思疎通ができるのであれば、全く問題ないのです。
良くも悪くも「英語という呪縛」を解き、もっと自由な発想を持ってチャレンジして
みることで、仕事選びの可能性は広がってくるのではないでしょうか。