
山本 倫儀
ヤマモト ノリヨシ
首都圏オフィス
2009年7月の転職コラム
2009年7月9日
みなさんはセレンディピティ(serendipity)という言葉をご存知でしょうか?
「偶然の幸運に出会う能力」と訳されることが多く、もともとは18世紀イギリスの作家ホラス・ウォルポールが
友人への手紙の中で初めて使った造語です。
2001年にもこのタイトルの洋画が上映されたのでご記憶にある方もいらっしゃるでしょう。
Aを探し求めている旅の途中でBに出会い、その結果幸福をつかむという経験は
普段の生活の中で、大なり小なり皆さんもご経験されたことがあるのではないでしょうか。
「行動・気づき・受容」が偶然を必然にするセレンディピティを高めるために必要な要素と言われています。
さて、転職におけるセレンディピティも上記の3つの要素と強くかかわってくると思います。
転職サイトに登録する・人材紹介会社に登録する・知人に相談するなど、自分だけで仕事上の悩みを
解決しようとしても、「幸運」には出会えません。想っているだけでなく、たとえ僅かでも「行動」に
移すことが重要です。
次に、自分の物差しを持って生きることはとても大事なことですが、「ぶれない」ことに固執し、耳を
ふさいでしまっては、自分を良く変えることも、成長することもできません。自分の実力と転職市場にお
ける評価との差分や、自分が意識していなかった強みや弱みに気づくことが大事です。
そして、これが一番難しいかもしれませんが、ずれている・それていることを、勇気を持って受け入れて
行動に移すこと。変更した目標を受容する心を持つことが、転職というゴールへの近道になるのです。
転職活動においては、
『仕事内容や社内の雰囲気について完璧な事前情報が入るわけではなく、また、逆に企業側からすれば
何度面接しても働く人の能力の全てを、入社前に理解しているわけではない』
というこの不確実性を一定量許容しつつも、仕事の中の良い面を見つけていこうとする積極的な姿勢こそが
重要だと思います。
自分の脳ミソをオープンにしておいて、いつでも生きるうえで必要な何かが入ってくるようにスペースを
空けておく必要があります。換言すれば、よい意味での「あそび」を持った人が自分にマッチした仕事に
出会えるのだと思います。