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山本 倫儀(ヤマモト ノリヨシ)
の転職コラム

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2010年1月の転職コラム

「コミュニケーション力」という言葉は、とりわけ我々のような人材ビジネスに
携わっているものにとっては、よく使う言葉だと思います。

・Aさんはコミュニケーション力が高く、御社に入社した際には…(推薦文)
・Bさんは、ちょっとコミュニケーション力不足と思いまして、今回は残念ながら…(企業の面接後のコメント)

転職におけるコミュニケーション力を発揮する場面として思いつくのはまず面接でしょう。
そこでは、(1)話すことと(2)聴くこと(「聞く」ではなく)に分けられます。

営業職の方に限らず、話すことに自信を持っている方も多いですが、実はここに
大きな落とし穴があるケースがあります。

面接において見られているコミュニケーション力とは何でしょうか?
話しすぎることは話し足りないと思われることより、マイナスの印象を与えてしまう
ことがあります。
自分では良かれと思って面接官の質問に対して丁寧に答える場合、例えば
理由や前提の状況から話したとします。
結論が分かっている人であれば、理解の助けとなるそうした付加説明も、
初めて聞く面接官にとっては、なかなか結論が出てこないので、ストレスと
感じてしまうことがあります。

「沈黙の時間に耐えられず」「とっさに良い回答が浮かばなかったので話し
ながら考えていた」等の理由から、質問に対する回答から離れた話を続けてしまう
ケースがありますが、論点から外れた回答を面接官は確実に見破ります。
見破れなくても小さな違和感は必ず残ります。 
また、話しすぎることで、良かった回答の印象が全体として薄まってしまう
可能性すらあるのです。

そしてもう1つの「聴く」というスキルを面接の場で見られていることを意識する
必要があります。面接官のタイプにもよりますが、話したいと感じている面接官の
シグナルを見逃さず、聴いているという態度を見せる(あいづち・目線等)ことが
高いコミュニケーション力を持っているという評価につながります。

分業が極度に進んだ現在、1人だけで進められる仕事はほぼありません。
人事担当者をはじめとする面接官は、この人が入社して同じ部署や他部署との
交渉において、また上司・部下とうまくコミュニケーションが取れる人材かどうかを
イメージして採用活動をするのです。

実際いっしょに仕事をしていて、話が長く要領を得ない同僚や部下、質問に対して
的確な回答をしてくれない上司をプラスにイメージしてくれるはずはありません。 


その他にも、転職においてコミュニケーション力を発揮する場面として、応募書類の
履歴書・職務経歴書の記載内容があると思います。 
書類選考が厳しくなっている現状では、面接の前段階である応募書類の内容で
コミュニケーション力が問われていると言っても過言ではありません。

応募書類におけるコミュニケーション力については、次回のコラムでお話できればと思います。