
山本 倫儀
ヤマモト ノリヨシ
首都圏オフィス
2010年2月の転職コラム
2010年2月16日
今回は「応募書類におけるコミュニケーション力」についてお話したいと思います。
数年前までの旺盛な中途採用意欲がもう企業にないことには改めて触れるまでもありませんが、
ではそういった厳しい情勢の中どうすれば書類審査を通過し、最終面接まで進め、内定を
勝ち取ることができるのでしょうか?
面接に進んでからの注意点については、前回のコラムでも言及しましたので割愛させていただきますが、
書類選考が厳しくなっている現状では、面接の前段階である応募書類の内容でもコミュニケーション力が
重視されてきていることを現場感覚としてヒシヒシと感じます。
では、「応募書類(職務経歴書)におけるコミュニケーション力」とはいったい何でしょうか。
答えはそれほど難しくありません。
それは企業が求めている能力やスキルは何かをきちんと把握し自分自身の経験の中で
重なっている部分や、経験は無いもしくは薄いが、今後の志向性と合致している部分を
的確に表現することです。
企業が求めている経験をしていても、それを職務経歴書に表さなければ採用担当者は
経験していないものしてと判断します。
「なぜこの人はこのポジションに応募してきたのだろう?」となり書類選考でお見送りとなってしまいます。
数年前のような売り手市場であれば、企業はその辺りの微妙なところを酌んで書類審査を通過させ、
面接で確認してくる余裕がありました。しかし、現在は1つの募集ポジションに100名近くの応募が
あることが普通の状況です。
多くのライバルたちと差別化するためには、面接ではなく、前倒しして応募書類の段階で、
当該ポジションとのマッチ度をアピールし、働くことへの意欲度を伝えなければ面接という
ステージすら与えられなくなってきているのです。
そうなると、アピールしたいという気持ちが前面に出て文量が多くなってしまうことがあります。
見た目にも横に長い文章となってしまい、内容も口語調になります。
自分では「熱く」書いているつもりですが、読み手(面接官)にはきちんと伝わらないケースが出てきます。
「私の熱い気持ちやヤル気を分かってくれない面接官はケシカラン!」と怒っても何も始まりません。
だって、面接官だって人の子です。採用だけを仕事としているわけではなく他の多くの仕事を抱えながら、
限られた時間で職務経歴書などに目を通すのです。
長すぎて読み飛ばされてしまうくらいならば、今回のポジションでどうしても自分がアピールしたい経験や、
志向・想いを2~3つに絞って書いてみるのも一つの方法です。
自分のどんな経験が今回のポジションのアピールポイントになるのか、どんな表現が適切なのか、
わかりにくいことがあります。そんなときは弊社のコンサルタントに相談してください。
でも、まずはご自身で考えて(多少苦しんで?)いただくことが重要です。
なぜなら、前倒しで行ったこうした対策が実を結び面接にたどり着いたときに、
職務経歴書をもとに自分をアピールするのは、他でもないあなた自身だからです。
コミュニケーション力・・・ 深い言葉ですね。
いつか機会があれば番外編として、コミュニケーション力という言葉の捉え方が所属する業界や立場に
よってこんなに違うものかと、私が感じた体験をお話できればと思います。